ナイトハイク

ねらい

  • 昼間とは異なる夜の自然の姿を知るために行います。
  • 五感を研ぎ澄ませて、新たな発見をしたり、自然との一体感を実感することができます。
  • 自然への感性を高めることができます。

時期・時間

  • 年間を通じて活動可能です。(冬季は防寒対策が必要です。)
  • 1~2時間程度

準備

自然の家で貸し出しできる物

  • ゼッケン
  • 無線機(代表者に1台。複数必要な場合は要相談)
  • ヘッドランプ(乾電池は団体で準備)

利用者で準備する物

  • 夜間の野外活動に適した服装
    (長袖、長ズボンが理想的)
  • 時計、軍手、レジャーシート
  • ヘッドランプ用乾電池(単3形、2本)
  • 救急用品

活動内容

(1)事前の準備

①青少年自然の家の周辺でコースを設定します。
 お亀池コース、キャンプ場奥の森コースなど
②ねらいに応じた活動の内容、進め方を決めます。
 何人ずつ歩くのか、スタートの間隔は、どこの場所でどのようなことをするのか等

活動例:

あかりの実験 片眼は手でふさぎ、もう一方の目であかり(ろうそく等)を3~5分 見つめます。暗闇に目が慣れてくる体の仕組みを知るために行います。
音いくつ3~5分間、話をせずに聴覚だけを研ぎ澄ませ、どんな音が聞こえるか、音の種類を数えます。終わってから、グループごとに発表しあいましょう。
星空をみよう レジャーシートの上に寝ころび、静かに星空を見つめます。
10~15分くらいゆったりと時間をとって行います。星が見えない日は「夜空を見よう」として行いましょう。自然との一体感が得られます。

③事前にコースの下見を行います。

(2)当日出発前

① ねらい、目標、コースなどの説明、諸注意
② 参加者の服装の確認、健康チェック、人数点呼

(3)ナイトハイク

① できるだけライトを使わずに歩く方が、目が慣れ、より自然を感じることができます。
② 要所要所で人数点呼を行います。

(4)事後の活動

① ふりかえり:わかったこと、感じたことなど、自分自身で活動をふりかえってみます。
② わかちあい:ふりかえったことをお互いに交流しましょう。

留意点

  • 夜の自然を感じる活動です。静かに耳をすませながら歩きましょう。
  • コースの下見をした上で、安全に十分配慮して実施してください。
  • 「きもだめし」や「体力づくり」ではなく、夜の自然を体験するための活動です。その目的やねらいを一人一人がよく理解した上で実施しましょう。
  • 夏場は虫除け、冬場は防寒対策を十分行ってください。
  • 必要に応じて人数点呼を行ってください。

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星座観察

ねらい

四季おりおりの星座などを観察し、星座に対する関心を高めます。 星空から、宇宙の広大さなどを実感するとともに、豊かな自然を感じる心を育てます。

時期・時間

  • 年間を通じて活動可能(ただし、秋~春の寒い時期は防寒対策を十分にすること)
  • 1.5時間~2時間

準備

自然の家で貸し出しできる物

  • 星座早見盤
  • ヘッドランプ (単3電池2コ持参)
  • 双眼鏡
  • フィールドスコープ
  • 天体望遠鏡(80ミリ8台)

指導員要請の際の注意事項は下記をご覧下さい。

  • ビデオプロジェクター
  • ブルーシート(数に限りがあります。事前にご相談ください。)

利用者で準備する物

  • 時計
  • 鉛筆
  • メモ用紙
  • 懐中電灯
  • シート(寝転がり星を見る場合)
  • ヘッドランプ用単3形電池2コ

※この活動(アクティビティ)は10人以上で指導員を依頼することができます。
(但し、指導員の都合によってはお応えできない場合があります)

費用

外部指導員要請の場合:6,600円
(指導員1名にて2時間指導に当たります。雨天の場合も室内にて「星の話」を実施しますので、 キャンセルはできません。)

留意点

  • 天体望遠鏡を使用する時は当所の指導員の他に、引率指導者が最低1人つくようにして直接指導を行ってください。
  • 引率指導者は事前に「パソコンによる天文シミュレーション」等の映像を見ておくと星座観察の指導がしやすいでしょう。
  • 夏季でも夜間は冷えるので、長時間の観察には防寒着を用意しましょう。
  • 曽爾高原は天候の変化が激しいため、晴天時以外のプログラムを綿密に計画しておくことが大切です。
  • 天候等の条件がよければ、お亀池周辺で各自がシートを広げて寝転がり、しばらく満天の星空を眺めれば、とても良い経験ができるでしょう。その際は静かにしてまわりの自然も感じとりましょう。
  • 目が慣れれば夜道でも歩けるので、懐中電灯は必ず各自が持つ必要はありません。むしろ、余計な光は観察の妨げになるので、リーダーだけが所持するか、赤いセロハンを電灯に着けるかして、観察が円滑に運ぶようにご指導・ご準備ください。

星座観察の種類について

  • 手軽に楽しめるフィールドスコープは「月」や「惑星」などを見ることができます。
  • 80mm天体望遠鏡は夜間使用貸出前の明るいうちに、光軸調整など事前の操作が必要です。(必ず操作できる指導者が必要です。)
  • 指導員の要請があった場合、雨天時は研修室を使って、指導員によるパソコン等での星座解説など、別プログラムに変更しての実施になります。

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キャンプファイアー・キャンドルファイアー

ねらい

火を囲み、仲間と一緒に歌を歌ったり活動したりして、親睦を図ります。

時期・時間

  • キャンプファイアーは、5月から10月頃が適切です。(それ以外の時期は気温が低く風も強いためおすすめしません。)
  • キャンドルファイアーは、室内で行います。年間を通じて活動できます。
  • 1時間30分~2時間

準備

キャンプファイアー

自然の家で貸し出しできるもの

【事務室】
①ポータブルアンプ
 (付属)ワイヤレスマイク
②CDラジカセ
③延長コード

【利用者玄関横用具入れ】
①火ばさみ
②消火用バケツ
③スコップ
④一輪車
⑤その他掃除用具

利用者で準備するもの

①新聞紙
②トーチ棒
 (売店で購入可)
③まき・灯油
 (売店で購入可)
④軍手
⑤マッチ、ライター等

⑥火の神の衣装(貸出はありません。)

事前準備例

キャンドルファイアー

自然の家で貸し出しできるもの

【事務室】
①ポータブルアンプ
 (付属)ワイヤレスマイク
②CDラジカセ
③延長コード

☆キャンドル台
クラフトホール、プレイホール、なかよしホールの倉庫内、研修棟1Fロビーにあります。

利用者で準備するもの

①ロウソク
(売店で購入可)
※キャンドル台には、約15本ロウソク(大)を立てられます。
ロウソク(小)については、団体で相談のうえ、必要分ご準備ください。
ロウソク(小)は、アルミホイル付。なお、エコロジーホールでは、ロウソクは使用できません。
②マッチ、ライター等

③火の神の衣装(貸出はありません。)

事前準備例

①役割分担の確認
②ロウソクの設置、配布
【ロウソク(大)】
1《点火用》
約15本《キャンドル台用》
【ロウソク(小)】
必要数
③キャンドル台
④座席の確認
⑤女神等の衣装

費用について

キャンプファイアーセット3,800円1~1.5時間用
キャンプファイアー用まき4束
灯油500ミリリットル
灯油90円500ミリリットル
トーチ棒350円
ローソク大50円10号サイズ
キャンドル台には15本セットできます
ローソク小20円1号サイズ アルミホイル付き

活動内容

(役割分担)
営火長、火の神(女神)、エールマスター(進行役)、ファイアーキーパー(営火)、分火係、準備係、後始末係など

(まきの組み方の例)

A.キャンプファイアー

井桁の中にインディアン

インディアン型

B.キャンドルファイアー

【展開例 】

キャンプファイアー

第1部
10分~15分
<集合>
ファイアー場から少し離れたところ。(利用者玄関前等)
<入場>
静かにファイアー場を1周まわり席に着きます。
<夕べの歌>
「遠き山に日は落ちて」
歌及びハミング〈途中に聖火入場〉
<聖火入場>
ファイアー場を1周し、定位置につきます。
<点火の言葉>
<点火>
営火長、分火係が一斉に点火
<歌>
「もえろよもえろ」
〈校歌、団体歌、楽しい歌など〉
第2部
60分~90分
<活動>
ゲーム、スタンツやフォークダンス等
〈全員が声を出し身体を動かして楽しめるもの〉
<歌>
静かな歌
〈ともだちになるために、ビリーブ等〉
第3部
10分~15分
<営火長の言葉>
印象に残るもの
<終わりの歌>
〈1日の終わり、今日の日はさようなら、別れの歌等〉
<退場>
片付け【当日の片付け】
ファイアーの燃え残りのまきはすべて燃やしきり、自然消火します。
※ 水をかけて消火しないでください!

【翌日の片付け】
・翌日の朝、ファイアー場の清掃、整理をします。
・残炭は、所定の「残炭入れ」に入れます。
・まきを束ねてある針金は、回収後食堂の売店へお持ちいただき精算をしてください。
※清掃用具は、利用者玄関横の掃除用具庫内の用具を使ってください。

キャンドルファイアー

第1部
10分~15分
<集合>
ファイアー場から少し離れたところ。(2Fロビー等)
<入場>
静かにファイアー場を1周まわり席に着きます。
<夕べの歌>
「遠き山に日は落ちて」
歌及びハミング〈途中に聖火入場〉
<聖火入場>
ファイアー場を1周し、定位置につきます。
<点火の言葉>
<点火>
分火係は、自分の席に戻る。
<献詞>
<集火>
営火長、分火係が一斉に点火
<歌>
「もえろよもえろ」
〈校歌、団体歌、楽しい歌〉
第2部
60分~90分
<活動>
ゲーム、スタンツやフォークダンス等
〈全員が声を出し身体を動かして楽しめるもの〉
<歌>
静かな歌
〈ともだちになるために、ビリーブ等〉
第3部
10分~15分
<営火長の言葉>
印象に残るもの
〈この時、ロウソクの火だけ残し、営火係は他の火を全部消す〉
<終わりの歌>
〈1日の終わり、今日の日はさようなら、別れの歌等〉
<退場>
片付け【活動終了後】
ロウソクが全部消えているのを確認し、キャンドル台の整理をした後、
もとの位置に戻すようにしてください。
また、使用した場所の清掃をしてください。

資料

①点火の言葉
 私は、曽爾の神の使いとして、○○学校のみなさんに神の聖なる火をつかわすために来たものです。
 赤々と燃えるこの火には、平和と友情と親睦の願いがこめられています。
 みなさん、曽爾青少年自然の家で友だちと一緒にがんばったこと、苦しかったこと、楽しかったことをいつまでも忘れずに、一層友情の輪を広げていきましょう。

②営火長の言葉
 私たちは、全員協力して曽爾青少年自然の家で実りある生活ができたことに感謝します。
 私たちは、ススキの海原と高い山々に囲まれた曽爾の大自然のもとで、●泊▲日の生活を全員協力しながらおこない、ひとつの喜びと新しい友を得たことを感謝します。
 赤々と燃える聖なる火は、末永く私たちの胸の中に残ることを信じてこの集いを閉じたいと思います。

③献詞(1人のとき)
 家庭や学校からはなれ、大自然にどっぷりひたったとき、自然の雄大さをしみじみ感じます。
 友だちと一緒に汗を流しながらの活動、風呂場での背中の流しあい、食事やベッドの中でのおしゃべりなど、はじめての経験から「友だちっていいな。」と感じました。
 今日のこの感激を忘れることなく、この燃える炎のごとく、友情の火をいつまでも燃やし続けていきたいと思います。
令和 ●●年 ▲▲月 ■■日
代表 ●▲ ■◆

④献詞(グループのとき)
 第1グループ 友情の火 私たちは、友情を大切にすることを誓います。
 第2グループ 社会につくす火 私たちは、社会につくすことを誓います。
 第3グループ 自然を大切にする火 私たちは、自然を大切にすることを誓います。
 第4グループ 誠実の火 私たちは、誠実な人間になることを誓います。

留意点

◎ 火災や、やけど防止のため、火の取り扱いには十分気をつけましょう。
◎ トーチの消火及び緊急時の安全のため、消火用のバケツを必ず準備してください。
◎ 強風の時は、キャンプファイアーの実施は見送り、キャンドルファイアーに切り替えましょう。

◎キャンプファイアー・キャンドルファイアーにはきまった形はありません。班の発表、児童生徒の宣言、演劇やダンス等、暗闇や火、灯りを効果的に使ってオリジナルのキャンプファイアーをつくりあげてください。

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資料