森林調査隊(森林環境教育プログラム)

ねらい

  • 3つの調査を行うことで、葉の種類・林の種類・森の様子などを観察し、木や森の理解を広げる。
  • 森の大切さ、森林管理の大切さを知り、森林環境保護への意識を高める。

時期・時間

  • 春(開葉後)~秋(落葉前)の期間実施可能。
  • 各調査1~2時間程度(ウォーミングアップを含めて3時間程度)

準備

自然の家で貸し出しできる物

  • クリップボード

利用者で準備する物

  • 林内で活動できる服装
  • カッパ(上下に分かれている物)
  • 帽子、軍手、タオル、水筒
  • 筆記用具
  • ワークシート(人数分コピーし、準備)

活動内容

活動の流れ

説明・ウォーミ
ングアップ
40分
・ワークシートを配布します。
・健康状態や服装、持ち物の確認を行います。
・林内に移動して、[森を感じるウォーミングアップ]のワークシートを行います。
調査
各調査
1~2時間
・調査内容を説明し、各グループまたは各自で調査を行います。
・調査時間を設定し、調査終了後の集合場所を確認しておきます。
整理
30分
・答え合わせをすると共に、各調査からわかる森林の生態について先生からお話する。
①ふりかえり:自分自身でワークシートに従って、調査内容をふりかえってみる。
②わかちあい:ふりかえったことをグループ単位で発表し合い、お互いの意見を知る。
③まとめ:全体でのわかちあい、代表者による発表などを行い、指導者がまとめる。

留意点

  • 目的を達成するためには、ワークシートを使って必ずふりかえり等を行い、十分に考察す る時間をとる。
  • 林の中に入るため、足下には注意する。
  • 夏場は虫除け、冬場は防寒対策を十分行う。

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資料

丸太の輪切りに挑戦

ねらい

1本の木の年齢を知ることで、木の成長にかかる時間について考える。また、実際に木を輪切りにすることで、木の性質を体感し、山での作業(林業)の大変さを知る。

時期・時間・場所

  • 年間を通じて活動可能。
  • 2~3時間程度
  • なかよしホール下、クラフトホール

準備

自然の家で貸し出しできる物

  • 丸太切り台
  • のこぎり
  • ヤスリ
  • クリップボード

利用者で準備する物

  • 軍手
  • 筆記用具
  • ペイント(必要があれば)(☆)

(☆)は当所売店で購入可能です。(2週間前までに要予約)

活動内容

活動の流れ

内容時間
事務室に連絡して、貸出物品の置かれている場所の鍵を借ります。
準備物セッティング20分
作業の説明10分
年輪数え15分
輪切り作業45分
(絵付け作業)(30分)
ふりかえり30分

事前準備

ワークシートを事前に人数分作成しておく。

当日準備物セッティング

  • 事務室に鍵を借りに行き、あわせてクリップボード(人数分)を借りる。
  • なかよしホール下に置いてある丸太切り台に丸太を図のようにセットする。
  • なかよしホール倉庫に保管してあるノコギリを、必要数準備する。

作業前の説明

ワークシートを使い、年輪の数え方、輪切り作業の注意点、ふりかえりの方法、時間配分などの指示をする。

年輪数え

自分が切る木の年輪と、樹齢の高い松の切り株の年輪を数え、ワークシートに記入する。

丸太輪切り

各班に別れて、輪切りを作る。だいたい2㎝くらいの厚さに切る。
切り終えたら、表面をヤスリでなめらかにします。


絵付け(選択制)

絵付けを希望する場合 焼き板用の絵の具で絵付けします。

事後の活動

①ふりかえり自分自身で活動をふりかえってみる。わかったこと、感じたことなどをワークシートの感想欄に記入します。
②わかちあいふりかえったことをグループ単位で発表し合い、お互いの意見を知る。
③まとめ全体でのわかちあい、代表者による発表などを行い、指導者がまとめる。
年輪がなぜできるのかなど指導者から説明する。

【年輪について】

年輪は季節の変化によって作られます。
春は木の成長が早く、冬はほとんど成長しません、この違いがシマシマの模様になります。
1年を通して暑い南国の木は年輪がありません。

留意点

  • 単純なプログラムですが、目的を達成するためには、ワークシートを使い、必ずふりかえり等を行い、十分に考察する時間をとる。
  • のこぎりなどの刃物には、安全に十分配慮して実施する。
  • 夏場は虫除け、冬場は防寒対策を十分行う。

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資料