◆門僕神社(かどふさじんじゃ)
門僕神社 村の中央に鎮座する門僕神社は雄略天皇の時代に、神事が古記にのせられた延喜式の社です。
秋祭りの時には全国的に珍しい接ぎ獅子などの「曽爾の獅子舞」(奈良県指定無形民俗文化財)が見られ観光客で賑わいています。
また、神社の境内には樹高25メートルにもなるイチョウが威風堂々とそびえています。
秋になると実が鈴なりに結実しますが、極く稀に扇状の葉の上に実をつけるものがあります。
このように変わった結実するタイプのものを御葉付イチョウと呼ばれており、奈良県指定天然記念物となっています。





◆曽爾高原
曽爾高原 ふたこぶラクダのように見える亀山から裾野にかけて、広大なススキの草原が見られます。
ススキはイネ科の植物ですが、秋になるとイネと同じように穂を出して、草原は一面 、銀色になります。 そして夕日を浴びると真っ赤に変わります。見頃は10月中旬から11月中旬です。冬になるとススキは枯れます。
十分に乾燥した日に村人はススキを刈り取って、萱葺き屋根の材料として全国に出荷します。
そして春には山焼きが行われ草原は真っ黒になります。そして初夏には風薫る爽やかで鮮やかな緑の草原が現れます。





◆お亀池
お亀池 曽爾高原の真中には、お亀池というひょうたん型の池があります。お亀池の水は雨水と亀山からの地下水がたまったもので、水の量にあまり変化がありません。
その理由は川がないからです。お亀池の中央には浮島があります。これは枯れた植物が非常に長い間にわたって積もって出来たものです。
そして浮島はゆっくりと広がって湿地帯に変わってゆくものと思われます。また、お亀池の大蛇という昔話が残っています。





◆香落渓(こおちだに)
香落渓 曽爾村から三重県名張市に至る曽爾川青蓮寺川一帯は、香落渓と呼ばれ、奇峰断崖の山岳と清清しい川のせせらぎ、四季それぞれに表情を変える自然に訪れる人が絶えません。
標高720mの小太郎岩は、曽爾川の東岸にあり、高さ200mほどの垂直の岩壁が連なっています。
ここには道観という長者の息子小太郎が、財産をねらう義母お龍にこの岩から落とされかけましたが、義母が誤って落ちてしまったという伝説が残っています。
中腹に は、ライオンの顔を想わせるライオン岩があります。





◆曽爾三山(そにさんざん)
曽爾三山 今から1,500万年前、室生の火山が大爆発を起こし、火砕流が大量に積み重なって火山灰性の大地が出来ました。
そこに出来た川が長い長い年月をかけ侵食を繰り返し、柱状節理の岩壁をみせる山が出来ました。
曽爾高原から見て一番右側にあるのが鎧岳といい、武者が鎧を着けたような迫力があります。
鎧岳の山麓に植物学上極めて珍しい種類のヒダリマキガヤの巨樹林がうっそうと茂っており、奈良県指定天然記念物となっています。
その左隣にあるのが兜岳といい、ちょうど兜のような形容をみせています。左のほうに見える断崖絶壁は屏風岩といい、高さ約200m長さ約1.5kmもあります。
屏風岩の下には屏風岩公苑があり、春になるとたくさんの桜がライトアップされてきれいです。
これら鎧岳、兜岳、屏風岩の三つの山を総称して曽爾三山といいます。





◆奥香落(おくこおち)
奥香落 奈良県の東端に位置する曽爾は、室生火山群の噴出により、独特の火山地形を形成しています。
奇峰断崖の山岳と火山岩が柱のように重なった柱状節理の壮観は天然記念物に指定され、室生・赤目・青山国定公園にも指定されています。
火山群中央部は曽爾三山がそびえ、渓谷を隔てて古光山、亀山、倶留尊山が並び立ち、この山々と曽爾高原、渓谷を総称して奥香落といわれています。





◆済浄坊の滝(さいじょうぼうのたき)
済浄坊の滝 長走りの滝の奥にある滝で、昔、修練の行者がこの滝で行水をし、水煙大不動明王の霊を仰いだと伝えられています。

このあたりを済浄坊渓谷といい「やまとの水」にも選定されています。





◆赤目四十八滝
赤目四十八滝 日本の滝100選にも選ばれています。四十八滝という名前は滝の数が多いことから付けられましたが、実際は四十八以上あります。深い木々に包まれた渓谷には、大小の滝や奇岩が織りなす素晴らしい景観は、約4kmにわたって続きます。中でも不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝の赤目五瀑と呼ばれる滝は必見です。入口には世界のサンショウウオを集めた日本サンショウウオセンターがあります。







◆室生寺(むろうじ)
室生寺 天平の息吹を伝える五重塔や金堂などが、緑深い木立の中に静かに佇んでいます。釈迦如来像など国宝級の仏像や寺宝も数多く、古くから女人高野として親しまれてきました。春のしゃくなげなど、四季折々の変化が華やかな風情を添えます。





◆大野寺(おおのでら)
大野寺 室生寺の末寺として、西の大門と呼ばれてきました。寺の東側に流れる宇陀川の対岸の断崖に刻まれた、高さ13.8mもある巨大な「弥勒菩薩磨崖仏」は、1207年に後鳥羽上皇の勅願によってつくられたものです。





◆三多気の桜(みたけのさくら)
三多気の桜 真言宗の古刹、真福院の参道には2,000本もの山桜の古木が約1.5kmにわたって続き、見事な花のトンネルをつくります。日本の桜の名所100選にも選ばれ、松尾芭蕉をはじめ多くの文人墨客が歌に詠みました。










◆日神渓谷(ひかわけいこく)
日神渓谷 下太郎生の日神には神秘的な渓谷があります。人工林が少なく、夏の滝、秋の紅葉は素晴らしく、まさに隠れた名所であります。仲善寺の境内の小高い丘には、鎌倉時代の作と伝えられる石仏群が立ち並び、阿弥陀立像、薬師立像、親子地蔵などが苔むした様子は、時の流れを感じさせます。石仏群は三重県指定文化財彫刻に指定されています。





◆東海自然歩道(とうかいしぜんほどう)
東海自然歩道 東京の高尾国定公園から大阪の箕面国定公園までの1,343kmの歩道です。奈良県では奈良市柳生町より曽爾村の曽爾高原まで79.9kmあります。この歩道の周辺は名所旧蹟、社寺等の文化財やすぐれた自然が多くあります。





◆伊勢本街道(いせほんがいどう)
伊勢本街道 お伊勢参りとは伊勢神宮にお参りすることです。伊勢参宮は平安時代から盛んになり、江戸時代にはますます賑わいをみせました。大阪、京都、奈良からの伊勢参りは伊勢街道が利用されました。大和(奈良)と伊勢を結ぶ伊勢街道には北街道・中街道・南街道の三つのルートがあり、そのうち曽爾村には中街道が通っていました。中街道は伊勢本街道ともよばれていました。この伊勢本街道は現在ハイキングコースとして利用できます。