丸太の輪切りに挑戦
ねらい
1本の木の年齢を知ることで、木の成長にかかる時間について考える。また、実際に木を輪切りにすることで、木の性質を体感し、山での作業(林業)の大変さを知る。
時期・時間・場所
- 年間を通じて活動可能。
- 2~3時間程度
- なかよしホール下、クラフトホール
準備
自然の家で貸し出しできる物
- 丸太切り台
- のこぎり
- ヤスリ
- クリップボード
利用者で準備する物
- 軍手
- 筆記用具
- ペイント(必要があれば)(☆)
(☆)は当所売店で購入可能です。(2週間前までに要予約)
活動内容
活動の流れ
事前準備
ワークシートを事前に人数分作成しておく。
当日準備物セッティング
- 事務室に鍵を借りに行き、あわせてクリップボード(人数分)を借りる。
- なかよしホール下に置いてある丸太切り台に丸太を図のようにセットする。
- なかよしホール倉庫に保管してあるノコギリを、必要数準備する。
作業前の説明
ワークシートを使い、年輪の数え方、輪切り作業の注意点、ふりかえりの方法、時間配分などの指示をする。
年輪数え
自分が切る木の年輪と、樹齢の高い松の切り株の年輪を数え、ワークシートに記入する。
丸太輪切り
各班に別れて、輪切りを作る。だいたい2㎝くらいの厚さに切る。
切り終えたら、表面をヤスリでなめらかにします。
絵付け(選択制)
絵付けを希望する場合 焼き板用の絵の具で絵付けします。
事後の活動
①ふりかえり | 自分自身で活動をふりかえってみる。わかったこと、感じたことなどをワークシートの感想欄に記入します。 |
②わかちあい | ふりかえったことをグループ単位で発表し合い、お互いの意見を知る。 |
③まとめ | 全体でのわかちあい、代表者による発表などを行い、指導者がまとめる。 年輪がなぜできるのかなど指導者から説明する。 |
【年輪について】
年輪は季節の変化によって作られます。
春は木の成長が早く、冬はほとんど成長しません、この違いがシマシマの模様になります。
1年を通して暑い南国の木は年輪がありません。
留意点
- 単純なプログラムですが、目的を達成するためには、ワークシートを使い、必ずふりかえり等を行い、十分に考察する時間をとる。
- のこぎりなどの刃物には、安全に十分配慮して実施する。
- 夏場は虫除け、冬場は防寒対策を十分行う。